タイトル:深紅の戸籍簿 ~のとキリシマツツジの古木調査報告書~

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概要

深紅の戸籍簿。「のとキリシマツツジ」の古木の、分布と品種の調査報告書(平成29年改定版)です。

凡例1.調査詳細は、石川県能登地域における「のとキリシマツツジ」の調査地域を市町ごとにまとめ、輪島市、珠洲市、鳳珠郡能登町、鳳珠郡穴水町、羽咋郡志賀町、鹿島郡中能登町、七尾市、羽咋市の順に掲載し、各市町の最初のページにのとキリシマツツジの分布図を掲載した。ただし、掲載個体数が少ない志賀町、中能登町、七尾市、羽咋市の分布図は1ページにまとめ、志賀町の前に掲載した。2.各市町ごとの調査個体は、所有者の苗字の五十音、次に登録番号のキーでソートした順に掲載した。3.各調査個体の情報は、登録番号、所有者の苗字、所在地、品種名、開花期、花形、花色、樹齢、樹高×幅(m)の順で掲載した。4.登録番号登録番号は、地域や所有者等による区別はなく、単に個体を識別するための番号である。5.品種名品種名は「日本の園芸ツツジ」(赤羽ら.1979.誠文堂新光社)に準拠した。同定ができなかった個体は不明、また品種名が確定できなかった個体は類似の品種名の後に「?」を付した。また、「けら性,けら霧島」と呼ばれ、‘本霧島’に比べて花色が不鮮明な系統の個体は、現存する品種名がないため、花形で「けら一重」、「けら蓑咲き」、「けら二重」と表記した。ただし、けら性については、これまでのDNAおよび形態調査によって、表記が同じでも同一の栄養系でない個体が多いことが明らかになっている。6.花形一重(ひとえ):花冠が一重のもの蓑咲き(みのざき):花冠および不完全に花弁化した萼をもつもの二順(にじゅん):蓑咲きの中で、蕾時に花弁化した萼が白く、開花が進むにともなって、朱赤色に変化するもの二重(ふたえ):花冠および完全に花弁化した萼をもつもの7.花色朱赤:‘本霧島’の花色。日本園芸植物標準色票:濃橙赤0707、RHSColour Chart:78A朱:けら性の花色。日本園芸植物標準色票:明赤0406紫:‘紫霧島’の花色。日本園芸植物標準色票:明紫赤9706、;RHSColour Chart:72A桃:‘紅霧島’の花色。日本園芸植物標準色票:明赤紫9206倉重、小林が現地で花色を調査した個体には、日本園芸植物標準色票またはRHSColourChartの番号を付した。8.樹齢のとキリシマツツジの樹齢を推定する科学的な方法はなく、また導入や栽培記録も現存しないため、掲載した樹齢はアンケート調査等による所有者の推定である。iv